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Wine投資(パッション投資),富裕層はワインに投資しリターンは株を凌駕する【2021年】

2021年4月5日

 

いつもご覧頂きありがとうございます、現役外銀エドナルです。

今回は、Wine投資(パッション投資)について。

ナル
僕はワインが好きでね。僕のクライアントもワイン愛好家が多い。

世界の富裕層が一般的に行っているパッション投資。それは基本的にインフレヘッジを自然と行うもの。ワインへの投資もその一つ。

ナルさんワイン詳しいですよねえ。たしかにワイン投資のリターンの魅力は一般投資家にまだ認知されてないかも?
エド

 

 

1. Wine投資(パッション投資)のリターンとは

多くの人はインフレによる長期的な影響(資産の目減りなど)を十分考慮できていない。世界の富裕層は特に多様な財およびサービスを消費するため、経済統計として報告される様々な数値よりも、インフレの影響を大きく受ける傾向にある。

因みに米国・日本のインフレ率と高級嗜好品の価格変動(EconomistValuables指数/クラッシックカーやコイン、切手、バイオリン、ワイン、ギター、美術品など高級嗜好品の価格を含んだもの)について、2003年を100とした指数を比べてみると、日本は当然ながらマイナス、米国は約120%、高級嗜好品の価格はなんと300%超えを記録している。

もう少し深掘りして、最も歴史があるといわれているWineついて調べてみる。

「ボルドー5大シャトー(シャトー・オーブリン、シャトー・ラフィット、シャトー・ラトゥール、シャトー・マルゴー、シャトー・ムートン)の平均価格」1899年名目価格(平均)0.25GBPが2010年758.46GBPまで上昇している、100年の名目リターン年平均で8.2%になる。因みに株式は9.4%、債券5.5%、絵画6.4%、切手6.9%になる。Wineのリターンはやはり無視できない。

 

 

2. 世界の富裕層の25%がワイン・コレクター

富裕層1/4がワインコレクターであり、平均すれば資産の2%をワインで保有しているといわれている。

2018年にサザビーズのオークションで、1945年ヴィンテージのロマネコンティが1本558,000米ドルで落札されたのが話題に。1本約6千万円相当、いやらしい話1ボトルを6人で分けた場合、グラス1杯あたり1千万円相当となる。

また、同じく2018年にジュネーブのオークションでブルゴーニュの伝説的な生産者である故アリン・ジャイエ氏のワインが総額3,000万ユーロ(約40億円相当)で落札されたことも。このような極端な価格は「ロマネコンティ」「アンリ・ジャイエ」というブランド価値・希少価値が背景にあるが、米ワイン専門誌「AMERICAN ASSOCIATION OF WINE ECONOMISTS」によると『ベスト・ヴィンテージのワインはリリースされて約20年ぐらいは価格の上昇が続く。その後はワインがアンティークワインになるまで安定した価格での推移となり、その後にまたアンティークワインとしての価格が上昇する。

その逆で、さえないヴィンテージのワインは数年の間価格上昇はないが、その後年を追うごとに値上がりしていく』とある。また、同紙によれば『約1/4の世界の富裕層がワイン・コレクターであり、平均すれば資産の2%をワインで保有している』とのこと。

 

さらに、2019年にはワイン投資可能指数を算出するLiv-exがスペシャルリポートをリリースし、ワイン価格の背景を説明、ワインは1点物の絵画やクラシックカーと違って、同じ銘柄がオークションなどでしばしば取引されるため、価格をより正確にとらえることができる、それらをさらにデータ分析をすることによりワイン価格に影響を及ぼすファクターを説明。

 

なお、ワイン価格は、市場サイクル、評論家の評価、ワイン産地、生産者のブランド、希少性、税金、取引かかかわる手数料、ヴィンテージ、ワイン分類上のヒエラルキー、ボトルのコンディションなどの影響を受ける。

 

 

3. ワイン指数と金融市場

ワインと金融市場の相関性は非常に低相関。

【以下はワインと各資産の相関係数を示す】

日本株➡0.15

世界株➡0.16

米国株➡0.11

新興国株➡0.22

日本国債➡-0.03

世界債券➡0.04

米社債➡-0.02

米HY債➡0.13

EM債➡0.00

J-REIT➡0.18

世界REIT➡0.12

商品➡0.17

金➡0.11

原油➡0.07

HF➡0.19

 

 

4. ワインファンド等の投資機会と現物保有のリスク

海外(特に欧州)富裕層の間では投資の一部として以前よりワイン投資も認知されている。

ワインの本場フランスでは銀行融資の際にワインの資産価値が担保として認められている上、相続税がかからないというメリットもあるようだ。海外には、現物以外にもファンドなど様々な形態でワイン投資の手段がある。日本国内ではワイン投資はまだまだ広がらず2016年にワインファンドの破綻などもあり現物投資しか存在していない。

ワインを現物で保有することは、充実したライフスタイルを追求という観点から意義があると思われるが、純粋に投資対象としてワインを管理するためには、専門知識が必要になるだろう。

保管コストや売買手数料の上昇や保管している間の劣化リスク、売却したい場合の流動性リスク、信用リスク、評論家の評価が変わり人気が低下するリスクなど、不透明性も多いと思われる。

資産管理の観点からは、運用目的の金融資産とは別枠のパッション投資資産としてワインを管理する、また、将来ワインの値上がりをヘッジする目的で株式などを含む金融資産ポートフォリオを保有する、などの戦略があるのではないか?

・・・しかしこの低相関は見逃せない!

 

 

5. まとめ 2020年ワインマーケットUP DATE

2020年最も取引された銘柄

市場の拡大を反映して、2020年に金額ボリュームで最も取引されたワイン上位10位銘柄は、4つの地域

イタリア・ボルドー・シャンパン・アメリカに分けられました。最大はイタリアのジャコモ・コンテルノのバローロ・リセルバ・モンフォルテーノの2013ヴィンテージ。同じイタリアのサッシカイア2017年ティニャネロ。

2016年もより多くの本数が取引され6位と9位にランクイン。ナパバレーからは評論家が100点を付けたハーラン・エステート2016年。

 

2020年最も上昇した銘柄

2年前の上昇率TOP10すべてブルゴーニュでしたが、2020年の上位銘柄にはブルゴーニュは見られない。その代わりイタリアワイン(すべてスーパートスカーナ)がTOP10の内4銘柄を占め、スペインからもウニコがランイン。

1位…ボルドー/シャトー・レグリス・クリネ(ポムロール)/2010年/£3,150(12本)/上昇率37.0%

2位…イタリア/サッシカイア/テヌータ・サン・グイド/2013年/£1,960(12本)/上昇率30.7%

3位…シャンパーニュ/グランダネ/ボランジュ/2008年/£1,096(12本)/上昇率27.4%

4位…ボルドー/シャトー・ラ・コンセイヤント(ポムロール)/2009年/£1,692(12本)/上昇率24.4%

5位…イタリア/ソライヤ/アンティノリ(トスカーナ)/2013年/£1,998(12本)/上昇率24.1%

6位…スペイン/ウニコ・ヴェガ・シシリア(リベラ・デル・デュエロ)/2008年/£2,800(12本)/上昇率22.8%

7位…イタリア/ティニャネロ/アンティノリ(トスカーナ)/2013年/£950(12本)/上昇率21.8%

8位…ローヌ/シャトーヌフ・デュ・パブ ラ・クラウ/ヴュー・テレグラフ/2016年/£544(12本)/上昇率20.9%

9位…シャンパーニュ/ドン・ペリニヨン/2006年/£1,392(12本)/上昇率20.0%

10位…イタリア/ティニャネロ/アンティノリ(トスカーナ)/2016年/£970(12本)/上昇率19.2%

 

 

以上となります。最後までお読み頂きありがとうございました。

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