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「ドアダッシュ」フードデリバリー系の株式の将来性は?2021年コロナ後に期待できる米国株とは。

2021年1月8日

いつもご覧頂きありがとうございます。現役外銀エドです。

今回は、米国株式ドアダッシュ、クラブハブやウーバーなどフードデリバリー系の銘柄を買った方がいいのか?という点について。

エド
2020年12月のドアダッシュIPOは大型案件として非常に話題性がありましたね。当日は約80%上昇して引け、その後は鳴かず飛ばすの動きに。

これらフードデリバリー系銘柄はコロナ後の世界におけるパフォーマンスを懸念されています。バリュエーション的に割高の水準に位置してます。

新型コロナの感染拡大で、日本でもウーバーイーツやメニューなどフードデリバリーの配達人が街を自転車で走っていますね。1月8日から再度緊急事態宣言が発令、コロナ期間中はドアダッシュなど有望なんだろうけどねえ
ナル

米国におけるシェアは、データ分析会社のセカンド・メジャーによると、ドアダッシュは2020年10月にフードデリバリー市場の50%以上を独占しており、ウーバー・テクノロジーズ(NYSE:UBER)は21%で、グラブハブ(NYSE:GRUB)が18%です。

焦点は新型コロナウイルスのワクチンが普及した後でも、フードデリバリーの需要が続くのかという点です。


*チャートはスマホ閲覧者向けに編集しています。ブラウザで閲覧する際は、左上のポップアップで開くをクリックし拡大表示して下さい。

 

 

1. ドアダッシュ黒字化の糸口が見えず株価は上値重い?

サンフランシスコ本拠のドアダッシュは、2013年7月にスタンフォード大学の学生グループによって設立されました。2020年12月にドアダッシュの株価はIPO価格の102ドルから約86%も急上昇し、188ドルをつけました。

同社はIPOで調達した資金を、ウーバーイーツやポストメイツ、グラブハブなどと比べて、郊外での事業拡大に投資するとしています。

一方で、ドアダッシュは創業以来の赤字企業です。

ドアダッシュはコロナの感染拡大という追い風によって2020年売上を昨年の2倍以上に伸ばし、2020年1-9月までに19億ドルの売上を計上。しかし、最終損益では赤字を抱えており、2020年9月末時点の通期で1億4900万ドルの純損失を報告しています。

 

投資調査会社New Constructsによると、パンデミックの追い風でドアダッシュの今年第1四半期の業績は黒字となったが、それ以降は赤字のままだと指摘。

ナル
今後は、上場したため決算開示義務が生じます、四半期ごとの決算発表が気になるところですね(下表は単位ドル)。
ドアダッシュ決算 2020年9月30日 2019年12月31日
売上高 --- 298,000千
営業利益 --- -137,000千
税引前利益 --- -134,000千
当期利益 --- -134,000千
EPS(一株当たり利益) --- -3.03
総資産 2,874,000千 1,732,000千
自己資本 1,433,000千 1,182,000千
自己資本比率 49.86% 68.24%
BPS(一株当たり純資産) 31.58 26.90
資本金 --- ---
有利子負債 355,000千 ---

 

また、競合のグラブハブ(NYSE:GRUB)がIPO後に鳴かず飛ばすの動きとなったように、ドアダッシュのIPO後はそれほど伸びないのではないかという投資家からの懸念が当初からありました。

 

2. フードデリバ株式はパンデミックの恩恵があっても軟調。コロナ後が懸念。

上図は2020年12月以降の、ドアダッシュ(ピンク)、SP500インデックス(青)、ウーバーテクノロジー(紫)、グラブハブ(緑)の比較チャートです。フードデリバリー自体パッとしませんが、ドアダッシュの割高感が急速に見直されています。

 

また、以下はドアダッシュより一足先に上場したグラブハブの業績です。コロナの影響で売上は伸びていますが、他のハイテク銘柄や非接触銘柄と比べると見劣りします。また、これだけ売上が拡大しても赤字のまま。

グラブハブ決算 2020年9月期(連) 2020年6月期(連) 2020年3月期(連) 2019年12月期(連)
決算日 2020年9月30日 2020年6月30日 2020年3月31日 2019年12月31日
売上高 493,981千 459,282千 362,980千 341,270千
営業利益 -15,128千 -50,611千 -45,908千 -24,828千
税引前利益 -22,107千 -57,427千 -52,288千 -31,017千
当期利益 -9,238千 -45,411千 -33,427千 -27,718千
EPS(一株当たり利益) -0.10 -0.49 -0.36 -0.30
総資産 2,412,320千 2,480,156千 2,589,777千 2,374,978千
自己資本 1,466,025千 1,454,552千 1,477,857千 1,493,570千
自己資本比率 60.77% 58.65% 57.07% 62.89%
BPS(一株当たり純資産) 15.82 15.77 16.08 16.31
資本金 9千 9千 9千 9千
有利子負債 493,876千 493,475千 668,242千 493,009千

 

また、ウーバーの業績については、配車サービスなど事業ポートフォリオが分散されているので単純比較とはいきませんが以下になります。

ウーバーテクノロジー決算 2020年9月期(連) 2020年6月期(連) 2020年3月期(連) 2019年12月期(連)
決算日 2020年9月30日 2020年6月30日 2020年3月31日 2019年12月31日
売上高 3,129,000千 2,241,000千 3,543,000千 4,069,000千
営業利益 -1,116,000千 -1,607,000千 -1,263,000千 -971,000千
税引前利益 -1,077,000千 -1,761,000千 -3,176,000千 -1,057,000千
当期利益 -1,089,000千 -1,775,000千 -2,936,000千 -1,096,000千
EPS(一株当たり利益) -0.62 -1.02 -1.70 -0.02
総資産 28,894,000千 28,240,000千 30,090,000千 31,761,000千
自己資本 9,491,000千 9,832,000千 11,632,000千 14,190,000千
自己資本比率 32.85% 34.82% 38.66% 44.68%
BPS(一株当たり純資産) 5.39 5.73 6.72 8.27
資本金 --- --- --- ---
有利子負債 7,194,000千 6,718,000千 5,730,000千 5,734,000千

 

エド
どちらもマネタイズに苦労していますね。配達員の賃金取り分を考えるとドアダッシュ側が得られる収益は剥離となります。ただでさえコロナ後のリアル店舗・レストランの復活により業績が伸び悩む懸念がありますが、 将来的に配達員の組合などが生じ保険加入や事故等による損害賠償請求等が騒がれ始めると、ジワジワ市場から嫌われてしまいそうですね。

 

 

3. フードデリバリー株式見通しのまとめ

直近の良いニュース

  • モルガンスタンレーのアナリストはフードデリバリーの普及率はわずか6%であり、2025年までに18%まで成長する可能性があると予見

悪いニュース

  • それでも価格に非常に敏感な顧客が多く、ユーザーの63%はプロモーションによって割引がある場合にのみ注文
  • カリフォルニア州は「フードデリバリーサービスが提携していないレストランから配達することを禁止」する法律を制定、規制強化の方針
ナル
サービス自体はドアダッシュさん大好きなんですけどね!投資となるとまた別の話。。

コロナ後の世界を狙って投資するなら素直にバリュー銘柄が良いかもしれませんね。フードデリバリー系というハイテクとアナログの中間に位置する銘柄はとても魅力的ですが、私個人の意見としては判断つきかねますね。儲かる銘柄はもっとたくさんあるように感じられます。

 

以上となります。最後までご覧頂きありがとうございました。

 

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