来週の相場予見【米金利・株・為替】
*金融市場では金利が全ての起点となるため、米国長期債→株→為替の順にコメントしています。
金利(債券) | 株式 | ドル円 | |
先週の戦略3/8-3/12 | 予想的中〇 | 予想的中◎ | 予想的中◎ |
今週の戦略3/15-3/19 | 上昇トレンド一服 | FOMC控え動意薄、ハイテクは戻り鈍い | 更なる円安余地あり得るがFOMC次第 |
先週時点の予想(アップ後のリライト・修正、一切なし)↓
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参考来週の相場見通し【2021年3月8日~3月12日】
来週の相場予見【米金利・株・為替】 *金融市場では金利が全ての起点 ...
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米長期金利
まずは米国債市場。



パウエルさんはハト派で低金利長期化容認、一方で、利上げ時期を前倒そうとタカ派の主張をする理事が目立ってきています。ドットチャート等において過度なタカ派と市場が受け止めればリスクオフ、like2015年テーパータントラム。なお、リスクオフが怖くとも、長期金利への言及は何かしらあるべきでしょう。
すなわち市場の注目がFOMCへ集まっており、今週水・木は動意薄に。先週までのボラタイルな動きなどから、債券の調整については先週の段階で概ね完了したと予見します。
用語解説
FOMCとは?
Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、アメリカの金融政策を決定する会合のこと。FOMCは年に8回開催され、現在の景況判断と政策金利(FF金利)の上げ下げなどの方針が発表されます。その結果が市場の予想とは違った場合には、株式市場や為替レートが大きく変動することがあり、世界の金融マーケットにも大きな影響を及ぼします。
ドットチャートとは?
米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーが予想する、米国の政策金利であるFF(フェデラルファンド)レートの水準を、それぞれひとつの点(ドット)として散布図化した「政策金利の見通し」のこと。毎年3、6、9、12月に米連邦準備理事会(FRB)が公表します。
タカ派とハト派って?
タカ派は金利上げましょうよ!引き締めラブ!
ハト派は金利下げましょうよ!緩和ラブ!
株式

また、チャートが示すように反発も鈍い。ボリンジャーバンドが分かりやすく(下図)、今後ナスダックがすぐに高値更新とは見ていない、横ばい、むしろまだまだ売られても全然おかしくない。先週押し目買いしたナスダック銘柄は1週間で10%以上反発したものが大半、ハイテク弱しと感じられればそれらの利食いも出るだろう。
一方でバリュー株は全く動じない。もうわかっただろう?


コロナが終わって、今年1月中旬まではハイテク100%、バリュー0%で良かったでしょう。非接触ビジネスやオンラインプラットフォームが相場をけん引してきました。実際にそのポジションで我々も大儲けしましたからね。しかし、ツイッターや相場予見で情報提供したようにバリュー優位へ。1月後半からはハイテク20%、バリュー80%ほどのブレンド。だから3月に入ってもずっと儲かり続けています。



為替


1月31日に予想した記事↓


以上となります、最後までお読み頂きありがとうございました。
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