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【2021年】米国株式の配当金は二重課税されている!?外国税額控除を利用して米国で徴収された10%を損せず取り返そう。

2020年12月15日

いつもご覧頂きありがとうございます、現役外銀エドです。

さて、米国株式に投資する邦人投資家の方は近年とても増えてきています。必然的に、米国株式の配当金を受け取っている方々も多くなります。そんな中、意外と見落としがちなことが「配当金の二重課税」です。

 

エド
米国株式の配当金は、米国で10%源泉徴収されたのちに、日本においても20.315%課税されます。つまり、1万ドルの配当金があったとしたら、日米で合計30.315%課税されるので、手取りは6,966.85ドルになります。
通常、株式の配当金課税は2割なのに3割の課税になっちゃうわけね、だから確定申告して米国で徴収された10%を取り返さないといけない。ということだね。
ナル

 

安心してください、解決策は簡単です。この二重課税を回避するには、確定申告をして「外国税額控除」の適用を受ければ良いわけです。

これは投資家にとって有利な制度です。作業は3分ほどで終わりますよ。

「外国税額控除」の申告をすると、外国税として差し引かれていた分を簡単に取り戻せます。唯一の注意点としては、納税する所得税そのものが少ないと、全額還付されないことがあります。

 

また、外国税額控除の対象は株式以外に「米国株式預託証券」も含まれます。バンカメやJPMなど超優良な米国株式預託証券をお持ちのラッキーな方々も、ぜひ忘れずに申告するか税理士へこの件を伝えましょう。

米国株式預託証券について詳しくはこちら↓

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1. 外国税額控除制度とは?わかりやすく解説!

外国税額控除制度について国税庁HPでは、

居住者が、その年において外国の法令により所得税に相当する外国所得税を納付することとなる場合には、次の算式(1)で計算した金額(以下「所得税の控除限度額」といいます。)を限度として、その外国所得税額をその年分の所得税額から差し引くことができます。

(1) 所得税の控除限度額=その年分の所得税額×(その年分の調整国外所得金額/その年分の所得総額)

また、その外国所得税額が所得税の控除限度額を超える場合には、次の算式(2)で計算した金額(以下「復興特別所得税の控除限度額」といいます。)を限度として、その超える金額をその年分の復興特別所得税額から差し引くことができます。

(2) 復興特別所得税の控除限度額=その年分の復興特別所得税額×(その年分の調整国外所得金額/その年分の所得総額)

国税庁HP「No.1240 居住者に係る外国税額控除」より抜粋

とありますが、かなりややこしい説明なので要約すると、

外国税額控除制度は、日本国内に居住地を置く人が外国の所得税に相当する税金=外国所得税を納付した場合に二重課税を調整するための制度です。

 

繰り返しになりますが、投資家の皆さんにとって有利な制度です。

 

エド
税金の話ってちょっと面倒な気がするけど、グッと我慢して申告頑張ってしっかり還付金を得よう!!

 

国内の証券会社で購入した海外株式、海外ETFの配当金(分配金)は二重課税です。

申告にあたっては、「外国税額控除に関する明細書」を作成するため、証券会社の「年間取引報告書」や「支払通知書」の書類が必要となりますので、確実に保管しておきましょう。もしなくした場合は、基本的に再発行できますので担当者などに依頼してみてください。

なお、NISA口座を通じて購入した商品は、日本の利益・配当は非課税となっており、二重課税されていませんので還付不可となります。

 

 

2. 外国税額控除の記入方法は??簡単に申告できます。

とても簡単です。

税金関係は面倒だからと毛嫌いされずにぜひトライしてください。

年間取引報告書もしくは配当金明細・支払調書などの書類にある数字を記入していくだけ。ここでは、国内証券会社の参照ページをご紹介します。

 

 

抜粋画像だけでなく、上図2社のサイトをご覧いただければより理解が早いと思います。上記リンク先からご確認下さい。

 

 

3. 外国税額控除についてのまとめ。ほったらかして損しないように気を付けよう!!

これまで見てきたように、所得によって上限はあるものの確定申告するだけで1割還付されます。

申告を怠ると、米国株式の配当金のち1割を取り損なって、結果的に損してしまうという事態を招きます。米国株式をお持ちの方は、今一度ここをチェックしてみて下さい。

 

エド
私たちのクライアントには年末必ず伝えるようにしています。見てると、毎年数十万~数百万還付されていますね。2010年~2015年に比べて最近は米国株のポートフォリオ占有率が高くなっているので還付金額もバカにならないでしょう。

 

以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。引き続きよろしくお願いします。

 

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