来週の相場予見【米金利・株・為替】
米長期金利
今週(1/11/-1/15)は、バイデン次期政権による巨額財政支出への思惑から米長期金利が上昇。コロナショック後の高値を抜けて急進。週後半から次第に債券は買われ一服。
日本国債は米国に連動しスティープ化。一方で、緊急事態宣言の対象地域全国拡大を受け、経済の下押し懸念から安全資産とされる国債を買う動きとなり金利上昇は限定的に。

他方で、ファンダメンタルズでは、パウエルFRB議長に続き米当局者が相次いでハト派的発言を繰り返すなどブルーウェーブ確定後に懸念された早期テーパリング観測がいい意味で裏切られており、金利上昇は抑制されてますね。
株
来週は目立ったイベントもなく引き続き堅調なマーケットを予想するも、ここもとの急ピッチな上昇に対する利益確定売りなど需給による下げ圧力はあろう。
また、米金利の動きには注意したい。米国10年債上昇からハイテク株売り&金融株買い、リート売り、など循環が生じる可能性も踏まえ、引き続きハイテクからバリュー銘柄への入れ替えを推奨。アフターコロナを見据えるべきと以前から判断している。

為替
テクニカル的に見て明らかな下落トレンド。来週も継続?米金利への感応度が高まっているためここでも金利を注視。
今週のドル円は104.3-104.4ゾーンに密集するレジスタンスを抜けられず失速すると、上値の重さを確認し103円台後半で取引を終えている。
ファンダメンタルズはドル売りを示現しており、来週金曜発表のユーロ圏製造業PMIなど欧州がらみ指標発表によりユーロドルが買われれば、ドル円が101-102円を試す展開を視野に入れたい。

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